犬は咬む動物、正しいしつけをしないと危険
犬はもともと咬む動物で、相手を傷つける牙があります。捕食動物で相手を噛むことによって、生き残る自然な行為なのです。うなって威嚇して咬みつくことが当然と思って対応する必要があります。
しかし、犬の本能のままにさせておくことは出来ません。
犬にどう振舞ったらいいのか、しっかりしつけすることによって、トレーニングして、人間社会になじませなければなりません。
犬には咬む前に警告をする
多くの飼い主は、自分のペットである犬が咬むなど思っていません。
そのため、犬の習性や行動をよく知らないために、犬が咬む前に発する警告、つまりお知らせサインを見逃しているのです。
飼い主が警告を見逃したのに、「突然、犬が咬んだ!」と言います。
人を噛んでしまった場合、極端なときでは、それで保健所行きになってしまう場合もあるのです。
犬の生命も守り、人間に噛み付くことがないように、しっかりしつけしましょう。
犬は噛み付く前に必ず警告を出します。
うちの犬がほかの犬に咬みつかれた事がありました。うちの犬は「遊ぼうよ」と尻尾をふって、「敵意はないよ」ってお尻をむけた瞬間、ほかの犬が首に噛み付きました。
肌が弱かったうちの犬は、その場所が徐々に腫れてきて、中に膿を持つようになりました。病院にいって、膿を出してもらいましたが、その日の夜は治療した後が痛んで大変でした。
うちの犬はリードをしていたのですが、相手の犬はリードをしていませんでした。おまけに噛み付いたまま口を離さないので、相手の飼い主が無理やり犬を引っ張ったせいもあるでしょう。
心が痛むことでした。それからは、こちらも相手の犬の警告サインを見逃さないようにしています。「まずい」と思ったら、すぐ犬を引き離せるように。
犬が唸ったり、吠えたりする場合は警告だとわかりますが、唸りもせず、吠えもせず、いきなり噛み付いてくる犬がいます。でも、よく見ていると、しきりに鼻をなめています。
それぞれの犬によって、サインは違うので、もし自分の犬に噛み癖があるなら、よく観察しましょう。
噛み付きの原因は「食料調達」と「生存」
犬の噛み付きの原因は多くの場合、犬にとって大切なものを脅かされたと思った瞬間です。
犬はもともと食料調達のために、狩りをするのが本能です。そして、その食料を守ろうとするために咬むこともあります。また、生存のため、自分や子孫を守るため、牙で防御します。
こういった自分にとって、大切なものを脅かされたと感じるとき、咬みつきのスイッチが入るのです。
まず、原因がわからなければ、対処できないので、自分の犬がどのように思ったのかを考えて見ましょう。
人間も財産や恋愛が大事
人間も財産や恋愛などが大事なことであるように、犬にとって財産は食料、恋愛は子孫を守ると考えればうなづけるでしょう。
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