犬同士で争う!どんな犬でも咬む可能性がある
一般家庭で飼っている犬は、散歩しているときに、犬同士が鉢合わせしたとき、すぐ噛み付く犬はマレです。特に大型犬は飼い主がまさかがあってはいけないというのを感じます。
反面、小型犬を飼っている飼い主は「うちの子はおとなしくて臆病だから」と警戒心がない場合が多いです。小型犬や臆病な犬ほど、噛み付きやすいのです。
よく子供が「撫でていい?」と近づいてくるときがあります。そういうときは、とても緊張します。1度も噛み付いたことがない犬でも、咬まないという保証はないのです。「う?ん、たぶん、大丈夫だと思うけど」というものの、思わず、リードに力が入ります。
子供の皮膚は柔らかいので、犬のガサガサした肉球がついただけで、傷になったら嫌だと思ってしまうんですね。
犬同士で争いがおきやすい噛み付く要因
犬が怖がりか自信過剰
極端に怖がりな犬の場合、ちょっとしたした刺激でも噛み付きスイッチが入ってしまいます。また、自信過剰な犬も争いごとの解決手段として噛み付きやすい傾向があります。
不安・混乱を感じている
自分の縄張り内に侵入されたりすると、不安を感じたり、混乱したりする犬もいます。その状態から脱するために、ほかの犬を咬むことがあります。
お気に入りを奪われたとき
オスがメスをめぐって争う、これは人間でもありますが、犬のほうが自分の心に正直とも言えるでしょう。食べ物やオモチャになると、それをめぐって、争いが起きることがあります。
多頭飼いの家では、飼い主のひざの上や、ソファをめぐって取り合いになって、噛み付くことがあります。
攻撃性を高めた犬には注意
ピットブルや土佐犬など、もともと闘犬や軍用犬がルーツの犬は、攻撃性を持つように作られています。もちろん、現在、飼っている犬は、そのような訓練などしていなくても、何かのスイッチでDNAが働くこともあります。このとき、威嚇せずに、いきなり噛み付くことがあります。
集団化で1頭に噛み付く
多数の犬が集まるドックランなどで、新たな犬が入ってきたとき、それまでいた犬が集団になって、新たに入ってきた犬をいじめる行動に出る場合があります。人間のいじめ行動みたいですね。
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