自分の物を守るため噛み付く犬

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自分の物を守るため噛み付く犬

犬は自分の物を守りたがる傾向があります

 

人間でも日記や携帯など人には見られたくないのと一緒です。ですから、自分の部屋に勝手に入られるのも嫌なものですし、大切にとっておいた最後の一口の大好物を他人がとったら、すごく怒りますよね。

 

それと同じで、犬にとってはお気に入りのものを、誰かがとろうとしたら、怒りますし、自分の寝床を取られそうなったり、食べ物をとられそうになったら、怒って噛み付きにつながることがあります。

 

人間にとって価値がないものでも犬にとっては大事なもの

食べ物の入った食器やガムを守ろうとする行為

食料の調達」は犬にとっては切実な問題です。食べ物でなくても、器を片付けようとしたら、噛み付かれたというのもよく聞きます。

小さいころ、何かを食べていた野良犬を撫でました。そしたら、撫でた手を「ガブ」と咬まれたのです。
いまでも、その傷跡があります。犬としては「うるせえよ」と言ったのかも知れません。

 

うちの犬は食べているときにカラダに触っても何も反応しませんが、ほかの犬が食事中には触らないようにしています。

 

食べ物以外の大事なもの

お気に入りのオモチャ、ゴミ箱から拾った菓子箱、散歩中に落ちていたティッシュなど、人間には少し理解に苦しむものも守ろうとします。飼い主は、「汚いからやめなさい」というつもりでも、犬は奪われると思うと威嚇して噛み付いたりします。

 

寝ている場所を守る

寝ている場所も、もちろん、お気に入りの場所です。飼い主がどかそうとすると、犬はお気に入りの場所を守ろうとして噛み付きのスイッチが入ってしまいます。

うちにいるヨーキーは、いつも自分が寝ているところではなくて、ほかの犬が寝ているところを奪い、敷物をグチャグチャにします。そこで、どかして敷物を直そうとすると、威嚇します。ほかの犬が「自分の場所なのに」というと、その犬に向かって噛み付いていきます。なんかわがままでねぇ。。。

 

動くものに飛び掛って噛み付く

目の前で動くもの、自転車や走っている人に飛び掛って噛み付くのは、食べ物などお気に入りを守ろうとしているわけではありません。

 

もともと、犬は捕食動物なので、本能的に動くものは獲物という考えの行動の一つです。


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