子犬の噛み癖予防|お気に入りを守らない犬にする
オヤツや食器、犬ガム、オモチャ、お気に入りのソファ、ベットで寝ている犬はそのベットなど、特定の場所は、特に犬が執着するため、取られそうになると威嚇しやすいのです。
子犬のうちから、お気に入りのものを守らせないトレーニングをしておきましょう。トレーニング中はオヤツを使って誘導しましょう。
オヤツに釣られて、お気に入りを口から離したり、一定の場所から離れたりするように仕向けるのがポイントです。
お気に入りを守らない犬にするレッスン
食事(フード)
- 食器に手を入れてフードをすくい、すくったフードを食べさせます。人間の手は「食べ物を奪うもの」ではなく「食べ物をくれるもの」と教えます。
- 犬がフードを食べているときに、チーズなどの好物をトッピングします。人間の手が食器に近づくと、より良いことがあると覚えさせます。
犬ガムなどのオヤツ類
- 子犬をひざの上におき、ガムを与えて、ひざの上でしばらくかじらせます。
- 反対の手でチーズをみせて、「他にもいいものがあるよ」と気づかせます。
- 子犬がチーズを舐めだしてしばらくしたら、ガムを回収します。これを繰り返して、どんなときでも受け渡しできるようにトレーニングします。
オモチャ類
- 犬と引っ張りごっこをして遊びます。勢いあまって手を噛まれないようにひも状のオモチャで遊びます。このとき、子犬が唸っても噛み癖とは関係なく問題ありません。
- しばらく遊んだら、飼い主はひざの高さでオモチャを固定します。このとき、飼い主が持っているオモチャの部分は手の中に隠します。そうすると、犬は「あれ?なくなった?」と思って、口から離します。その瞬間、「チョーダイ」と言います。
- このとき、子犬が興奮して飛びついてきたら、オモチャは与えないようにします。犬が座ったり、落ち着いてくるまで待ちます。
- 「ヨシ!」と合図をして、また遊びを再開します。
お気に入りの場所
- オヤツを持った手を子犬の鼻先につけ、犬のベットの上にくるように誘導します。
- 犬のベットにきたら「いい子!」と褒めて、オヤツをあげます。このとき、「ノボッテ」と合図を出しましょう。
- 今度は反対の手にオヤツを握って、鼻先につけて、降りるように誘導します。このとき「オリテ」と合図を出します。
- 最初はオヤツを握って行いますが、慣れてきたら、オヤツを持たずに、先に合図を指示してみましょう。それができたら、ご褒美です。
「ノボッテ」「オリテ」に人差し指を進行方向に向けて合図します。最終的には「ノボッテ」「オリテ」の合図だけでやれれば合格です。
関連ページ
- 触られても平気でいるレッスン
- 子犬は本来おとなしく触らせません。ブラッシングや爪きり、首輪をつけるときなど、カラダを触られることを嫌がったり、獣医師の診察やトリマーのケアで咬みついてしまう犬もいます。