子犬の噛み癖予防|お気に入りを守らない犬にする

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子犬の噛み癖予防|お気に入りを守らない犬にする

お気に入りを守らない犬にするレッスン

オヤツや食器、犬ガム、オモチャ、お気に入りのソファ、ベットで寝ている犬はそのベットなど、特定の場所は、特に犬が執着するため、取られそうになると威嚇しやすいのです。

 

子犬のうちから、お気に入りのものを守らせないトレーニングをしておきましょう。トレーニング中はオヤツを使って誘導しましょう。

 

オヤツに釣られて、お気に入りを口から離したり、一定の場所から離れたりするように仕向けるのがポイントです。

 

お気に入りを守らない犬にするレッスン

食事(フード)
  1. 食器に手を入れてフードをすくい、すくったフードを食べさせます。人間の手は「食べ物を奪うもの」ではなく「食べ物をくれるもの」と教えます。
  2. 犬がフードを食べているときに、チーズなどの好物をトッピングします。人間の手が食器に近づくと、より良いことがあると覚えさせます。

 

犬ガムなどのオヤツ類
  1. 子犬をひざの上におき、ガムを与えて、ひざの上でしばらくかじらせます。
  2. 反対の手でチーズをみせて、「他にもいいものがあるよ」と気づかせます。
  3. 子犬がチーズを舐めだしてしばらくしたら、ガムを回収します。これを繰り返して、どんなときでも受け渡しできるようにトレーニングします。

 

オモチャ類
  1. 犬と引っ張りごっこをして遊びます。勢いあまって手を噛まれないようにひも状のオモチャで遊びます。このとき、子犬が唸っても噛み癖とは関係なく問題ありません。
  2. しばらく遊んだら、飼い主はひざの高さでオモチャを固定します。このとき、飼い主が持っているオモチャの部分は手の中に隠します。そうすると、犬は「あれ?なくなった?」と思って、口から離します。その瞬間、「チョーダイ」と言います。
  3. このとき、子犬が興奮して飛びついてきたら、オモチャは与えないようにします。犬が座ったり、落ち着いてくるまで待ちます。
  4. ヨシ!」と合図をして、また遊びを再開します。

 

お気に入りの場所
  1. オヤツを持った手を子犬の鼻先につけ、犬のベットの上にくるように誘導します。
  2. 犬のベットにきたら「いい子!」と褒めて、オヤツをあげます。このとき、「ノボッテ」と合図を出しましょう。
  3. 今度は反対の手にオヤツを握って、鼻先につけて、降りるように誘導します。このとき「オリテ」と合図を出します。
  4. 最初はオヤツを握って行いますが、慣れてきたら、オヤツを持たずに、先に合図を指示してみましょう。それができたら、ご褒美です。

 

「ノボッテ」「オリテ」に人差し指を進行方向に向けて合図します。最終的には「ノボッテ」「オリテ」の合図だけでやれれば合格です。


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